意識高い系ひきこもり

ひきこもりとしては意識の高い、普通の人としては意識の低い、「外に出ないで暮らしたい」がモットー。引きこもりで生きる方法や仕事、恋愛や生活まで、引きこもりとして生きていく方法を主にまとめています。

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ムヒカ大統領の「持たない幸せ」について引きこもりの若者が考えてみた

   

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ムヒカ大統領のスピーチ全く知らなかったのですが、先日テレビで知って、とても素晴らしい大統領がいるんだ。と感銘を受けました。

そして今日、ムヒカ大統領が来日してくれて、池上さんと対談するというテレビを見ました。

ムヒカ大統領が昔はゲリラだったことや、その過激な活動により13年もの間投獄されていたことや、新たに人柄を知ることができました。

そのような背景があったからこそ、今の温かみがあり人としての深みがあり、説得力がある言葉に繋がっているんですね。

しかし、その言葉の中には、「自分とは違うな」と感じる点もありました。

今回はムヒカ大統領が日本のテレビで発言した言葉に対して、自分が感じたことをまとめてみます。

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貧乏な人とは?

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「貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」

ムヒカ大統領がよく口にする言葉ですが、これは正にその通りで、人間はこのことに気が付かなければならないのだと思いました。

最新のテレビを買っても、さらに新しいテレビが出たらまた欲しくなる。

かっこいいデザインのテレビや、もっと大きなテレビが欲しくなる。

 

ついつい、欲しい物を買ったつもりでも、手にした瞬間にそれほど価値がないように思えてくる。

そんなことは買い物あるあるだと思います。

それに薄々気が付いていながらも、買い物することをやめられない。

新しく物を買うことが楽しくて、それ以外のことにそれ以上の価値を感じられない。

日本の多くの人は、今こんな状態だと思います。

 

日本の若者はそもそもが持たない主義

わたしも27歳と若者に含まれると思いますが、自分のことは、「持たない主義であるが、本当は物が欲しい」と分析しています。

今の10~20代は物を買いませんし欲しがりません。

「欲しがりません、勝つまでは」を生まれながらに遂行し、それを自然と貫いているような感じです。

それはやはり、生まれた時からの不況で、親や社会の苦しい姿しか見ておらず、物を消費するということに抵抗感を感じていることが大きいと思います。

「物を持ったら不幸せになる」「物欲は身を滅ぼす」「すくない物で満足する」

そんな質素な考え方が、若者には自然と定着しているように思えます。

 

わたしもその考え方をしており、やはり一度物を買ったら長く使いますし、購入するときもコスパを重視して、安いお金でより性能のいいものを選びます。

しかし、最近これってどうなんだろう?と考えるんです。

わたしたち若者が質素な暮らしを好んでおり、実際に物を買わない。物を買うことはリスクに繋がるということを体感しています。

 

これは、ムヒカ大統領が言っている、

「幸せとは物を買うことと勘違いしているからだ」に、沿う行動ができていると思います。

物をバンバン買って物欲が高いのは、40代以降の団塊世代ですからね。

それならば、今の20代くらいは幸せなのか?というと全く幸せではありませんよね。

 

人は体験したことしか理解できない

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最近よく感じるのですが、「人は自分が経験したことしか理解することができない」と強く感じます。

どんなに多くの人や偉い人が、「健康は大切だよ」「若いうちは勉強をしっかりしたほうがいい」などと言っても、分からないんです。

言葉の意味は分かっています。

でも、その言葉の本質を理解して、それを自己体験して、自分で経験したという経験値にはならないと思うんです。

 

本を読んで映画を見て、知識を深めて感動することはできます。

しかしそれは、自分の身になることはほんのごく一部で、ほとんどのことは流され、単なる記憶として留められるだけだと感じるんです。

 

わたしは最近糖尿病の症状が出ていて、病院で検査を受けたところ糖尿病ではありませんでした。

単なる思い込みから、検査結果が出るまでは絶対に糖尿病だ!と思い込んでいたんですが、結果が分かったときは心底ほっとしました。

ずいぶん前から、「あんたはお米とお菓子ばっかり食べるから、糖尿病に注意しなさいよ」と口を酸っぱく、何人かに言われてきました。

じっさいに糖尿病の人からも、「糖尿病まっしぐらだね」と、言われたこともあります。

わたしはそれを聞いていてどうしたかというと、その時はちょっとは気を付けようと思うけれど、実際に全く食生活を変えないんですね。

 

そして今回病院で検査をするという状況にまで追い込まれ、初めて、病気になるという恐怖を実感しました。

そこから食生活はみるみる変わり、お米は控えて腹八分まで、夜食も食べないし運動も取り入れる。という、以前と比べたらかなり健康的な生活を送っています。

そのようなことから、わたしはどんなに知識があっても、周りから強く指摘をされても、それを理解することができないのだと感じました。

 

順序が逆だと思う

わたしが物を持つことはリスクであり、物欲がないほうが楽に生きられる。

と思ったのは、親が住宅ローンの返済に苦しめられ、汚職ばかりのニュースを見せられ、年金制度崩壊にびくびくしているためです。

決して、そのほうが幸せになれるから。と、ポジティブな発想から物欲を失ったわけではないんですね。

 

本当ならお金は欲しいです。

自分の車も持ってみたいし、新築マンションだって人生で一度くらい買ってみたい。

子供も本当なら3人欲しいし、新型のスマホも欲しい。

わたしは物欲がないわけではなく、手に入れたいと願うことは、自分を苦しめることになることが分かっているから、欲しいと感じる気持ちを抑えているだけです。

 

この欲しい物を抑えるコントロールが、若者世代は非常にうまいんですよ。

とにかく子供のころから欲しい物は与えてもらえず、質素な暮らしをしていて、それでいて食べる物に困るような貧困ではない。

決して生きていけないわけではないレベルなものですから、「もうこれでいいや」と思っているんです。

これを、「満足な暮らしができている」という、同世代の友達も多くいます。

親世代と比べると質素ではあるけれど、食べる物に困るほど貧困なわけではない。

これが、今の若い世代には「満足だ」と感じる、一つの基準になっていると思います。

 

しかし、わたしは今の生活には満足していません。

本当は欲しい物はいっぱいあるし、それを一度は手に入れて所有欲を満たしてみたいし、欲しい物を買うことができた!という達成感を得てみたいです。

本来なら、そのような人間らしい欲を感じてから、「あっやっぱりたくさんの物を所有してみたけれど、これが幸せではないんだな」と気が付くんだと思うんです。

それを、今は最初から「物は欲しくない、欲しいと思ってはいけない」と、後ろ向きなネガティブな発想からきていると思います。

これこそが、若い世代やわたし自身が感じている、満たされない不幸せで不平等を感じる気持ちに繋がっているんだと思います。

 

物を欲しないことを幸せに感じられる人は少ない

ムヒカ大統領が言っていることは全面的に正しく、人が目指すべき本質なのだと思います。

物を欲さずに、幸せを感じることができる。ということができれば、その人は本当に幸せで、人間としての格がとても高い人です。

しかし、ほとんどの人がそうだと思いますが、現状に満足することはできない人が多いと思います。

 

大抵の人は弱く、人間としてのドロドロとした欲を根本に抱えていて、その欲と現実に折り合いをつけながら生きていると思います。

それが最近流行りの断捨離であったり、ミニマリストが注目されている理由だと思います。

欲を感じ、戦いながら生きてくのはそれこそ不幸ですから、ミニマリストになって気持ちを軽くしたほうが幸せになれる確率は高まります。

それが本当に幸せと思えるなら。

 

わたしが言いたいのは、「人間としての質が高いムヒカ大統領と同じレベルに立ち、同じことを実行して自分は幸せを感じられるのか?」ということです。

個人的な意見では、わたしはまだまだ人間としての経験不足でレベルが低く、とてもムヒカ大統領の言葉を実践しても、心から幸せを感じられはしないでしょう。

本当は欲しいと思っている物を我慢して買わなかったり。

買いたい物の質を落として、欲しい物は我慢したり。

 

カイジのあの言葉がよぎります。

「食えなかった焼き鳥がチラついてさ、全然スッキリしない!心の毒は残ったままだ」

まさにこの言葉が、今のわたしにはしっくりくるんですね。

この言葉に惹かれて、心から同意してしまう今のわたしのレベルでは、物を持たない暮らしに満足することはまだできそうにありません。

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ほとんどの人間は欲を持っている

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言葉は悪いですが、ムヒカ大統領の主義は極端に言えば我慢を強いることだと思います。

「みんなが欲に打ち勝って、貧しい人みんなに分け与えれば、貧困は解消できるはずだ。」

これはそうですが、現実としてこれが実行されることはないでしょう。

 

もし本当に実行したら、今度はその分け与えた貧困の人たちが富を欲しがるようになり、争いが起きることになるでしょう。

これは、人間みんながみんなムヒカ大統領のように、正しく人間としてのレベルが高いわけではないということです。

 

進撃の巨人に、こんなセリフがあります。

「実際クズだと思うし悪いヤツに違いないよ

到底正しい人間とは言えないだろうけど…それも

普通の人間なんじゃないの?

あんたの言うように本来人間が皆 良い人であればこの組織はこんなに腐ってないでしょ?」

 

「全員が正しい人であることを前提とした仕組みに問題があるのなら変わるべきは人じゃなく…仕組み…の方…なのか?」

このセリフが非常に好きで、現代社会を的確に表している言葉だなと思います。

人間はほとんどの人が未熟で、自分がよければそれでいい。と考える人がほとんどです。

根本からそんな人間が、物欲を持つなというのは到底無理な話であり、物欲を捨てるという選択肢を取ることは、むしろ不幸せになるのではないかと思います。

 

物欲を持たない日本はやばい

わたしは引きこもりで、社会の最底辺に存在しています。

人と関わることが怖くて、コミュ障で、誰とも関わりたくなくて引きこもりになりました。

こんな引きこもりが、現代は増え続けており、現在は70万人。予備軍を含めると150万人はいるという統計が出ています。

20~30代の独身男性は75%に彼女がいない。いたことがない人すらかなりの割合でいる。

高卒新卒者の3年以内での離職率の割合は5割と、半分の人がすぐに仕事を辞めてしまっています。

 

これは本当に、社会が生きづらくなり、やりがいも希望も見いだせなくなった結果だと思います。

これは、持たない暮らしを実践している若者が、幸せだとは思っていないというデータです。

日本はこのまま物欲を失ってしまえば、やがては移民に支配されて、日本人はいなくなってしまうと思います。

 

結局最後に生き残るのは、物欲にも生存本能にもバリバリ燃えている、人間としての欲が深い人なのかな、と感じます。

現代の日本は物を持つ、物を購入するという喜びを忘れて、ただ「自分には無理だから」と、後ろ向きに生きているように思えます。

というのも、わたしがそうだからなんですけどね。

 

一生を終えるうちにムヒカ大統領を理解したい

結論としては、ムヒカ大統領は大好きだけど、今のわたしにムヒカ大統領の言葉を受け入れるだけの度量はない。

これからいろいろなことを経験して、様々な意見を聞き、歳を重ねて考え方が変わっていく。

そのような経緯があって、一生を終えるうちに、ムヒカ大統領の言葉を本当の意味で理解することができればいいと思っています。

本当になーんにも持っていない今は、あまりにストイックすぎるその生き方は、自分を苦しめるだけだと、今はそう感じることしかできないのが残念なところです。

いつか、「物を買っても気持ちが満たされない。本当の幸せは家族や、周りの人達の中にあったんだ」と、心から気が付ける日がくるといいと願っています。


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